2020年8月~2022年6月に開催した一般向けのイベントなどのアウトリーチ活動を紹介します。

 

イベント時の会場の様子と細胞チャームや缶バッジの写真

大科学博士になろう!!飛び込め!不思議の世界

◎2022年6月4日/コミスタ神戸(神戸市生涯学習支援センター)

一般社団法人神戸青年会議所が主催した(大科学博士になろう!!飛び込め!不思議の世界)に、理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)と生命機能科学研究センター(BDR)が共同出展しました。このイベントには13の団体・企業が参加し、会場には科学の面白さを楽しく学べる18種の体験ブースが用意されました。BDRでは缶バッジ作りとストラップ(細胞チャーム)作りを行いました。

缶バッジの絵はスーパーコンピュータ富岳に関するイラストや、実験動物や細胞を観察した顕微鏡写真など科学に関するもの8種類を用意しました(写真右下)。子どもたちに好きな絵を選んでもらい作成した缶バッジを合計217個渡すことができました。

細胞チャームは透明シートに印刷した絵を切り抜いて細胞小器官に見立てたものを枠に入れ、紫外線でレジンを固めて作りました(写真右上)。子どもたちは細胞小器官を自由に並べたりしながら細胞の機能を楽しく覚えていました。たくさんの子どもたちが細胞について学ぶ姿を見ることができ、とても楽しいイベントとなりました。

また、大阪教育大学・理数情報専攻の学生が来場者対応をサポートし、「たくさんの人に科学について興味を持ってもらえることが出来たので良かったです。」「来場者が多かったので対応が難しかったけどとてもやりがいがありました。」「実際に缶バッジを付けている人がいて嬉しかったです。」などと感想を述べていました。


古生物骨から見るか、卵から見るか、イベントのバナー

中高生のための特別授業 古生物 ホネから見るか、タマゴから見るか

◎2021年9月19日

中高生を対象にした、古生物についてのさまざまな研究、活動を伝えるオンラインイベントを開催しました。国立科学博物館研究員、BDRの研究員、サイエンスイラストレーターといった背景の異なる専門家達が参加しました。「卵から恐竜ってどう繋がるの?:エボデボの背景ロジック」(江川史朗 BDR研究員)をはじめとして、各専門家たちが講義を行い、参加者からの質問に答えました。

イベント概要
アーカイブ配信


中高生の兄弟がコンピュータでシミュレーションをみたり恐竜を想像しているイラスト

とびこめ!科学の夏~いきもん&スパコンの最先端を生配信~

◎2021年7月22日

一般公開にかわるオンライン生配信イベントが開催されました。

生命機能科学研究センター(BDR)と計算科学研究センター(R-CCS)の研究者たちが、恐竜から、生命科学や計算科学分野まで、さまざまな知識をわかりやすく解説してくれました。イベントの視聴は特設ウェブサイトの他、YouTubeやzoomからも可能で、総計10,000人以上の方が視聴してくれました。

コロナの影響で、現地開催はできませんでしたが、視聴者の方たちはオンラインでコメントや感想、質問を随時送ることが可能で、現場とコミュニケーションが取れるようなイベントでした。イベント後の視聴者の感想の中には「オンラインだからこそ研究室の内部が見られ、大満足でした。」、「来年のイベントがリアル形式になってもオンライン参加ができたら嬉しい。」などのコメントがありました。

さらに体験を重視するプログラムもありました、「じっくり見て実感しよう!ハエはすごい!」(Yoo Sa Kan BDRチームリーダー)のプログラムでは、約120名の事前申込者の手元に実験用のハエ標本が送り届けられ、当日Zoomを通して参加者と研究者が一緒にハエを観察しました。

その他にもBDRの研究者らによる様々なプログラムがありました。恐竜復元図の変遷を見たり(江川史朗 基礎科学特別研究員)、シビレエイの生物発電を実感したり(田中 陽 チームリーダー)、スーパーコンピュータとシミュレーションの世界を勉強したり(泰地真弘人チームリーダー、森本元太郎 技師)と興味深いものばかりでした。

そして1日が終わる頃には、いきもん&スパコンに関するクイズが出されました、誰でも参加可能で正解数の順位もわかる形式で、緊張感と臨場感が溢れました。とても充実した1日でした。

イベント特設サイト


あの技術この技術イベントのバナー

中高生のための特別授業 最近話題のあの技術 この技術

◎2021年1月15日

最近話題の技術について、中高生を対象にイベントをオンラインで開催しました。当日は、「驚異の発見・発明! ゲノム編集・CRISPR」(隅山健太 BDRチームリーダー)をはじめとして、思わず興味を引かれる最新技術についての講義をその領域の研究者がわかりやすく解説し、また参加者からの質問に答えました。

イベント概要
アーカイブ配信


中高生のための夏の特別授業バナー

中高生のための夏の特別授業 新型コロナウイルスに挑む生命科学・計算科学

◎2020年8月17日

新型コロナウイルスについて理研で行われているさまざまな研究を伝える、中高生を対象にしたイベントを開催しました。生命機能科学研究センター(BDR)と計算科学研究センター(R-CCS)の研究者たちが、生命科学、計算科学分野の様々なテーマについてわかりやすく講義し、また参加者からの質問に答えました。以下に当日のテーマの一部を紹介します。

・「遺伝情報からみるウイルスの脅威と生物進化の驚異」(工樂樹洋 BDRチームリーダー)
・「専用コンピュータで見る新型コロナウイルスのタンパク質の動き~創薬の実現に向けて~」(泰地真弘人 BDRチームリーダー)
・「スパコン「富岳」で見るコロナウイルス表面の分子の動き」(杉田有治 BDRチームリーダー)

イベント概要
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✳︎本ページは大阪教育大学・教育協働学科の下記の方々とのコラボレーションで作成されました。

4年生 王 維悦(Wang Weiyue)(トップイラストと文)
3年生 大藏岳飛、髙橋龍人、辻 響貴、深田清文(文)