横浜キャンパス・西NMR棟

超高磁場でタンパク質を観察

(▲トップ画像)核磁気共鳴現象を利用して分子の構造を調べるNMR装置。液体ヘリウムで-269℃(4K)に冷却した超電導マグネットにより、円筒の中心部には23.5テスラ(プロトン共鳴周波数1.0GHzに相当)という強い静磁場がかけられている。装置周囲の構造物や建物には、この磁場を乱さないように木材などの非磁性体を使用。

 

研究者がNMR装置に資料を導入している
1GHz NMR装置に測定試料をセットする様子。試料管は気圧式輸送チューブで装置の上部に運ばれ、自動でマグネット内部に装填される。

 

NMRファシリティツアーの様子
900MHz NMR装置に組まれた木製の矢倉には、釘を使わない宮大工の技が活かされている。先端機器と伝統技術の組み合わせに、見学に来た高校生も興味津々。