最先端の基礎研究と臨床の融合を目指す「臨床橋渡しプログラム」。現在このプログラムでは、臨床医としての知識や経験を持つ2人の研究リーダーが、病気の理解や再生医療の実用化を目指して研究しています。今日はその2つの研究室を紹介します!

研究室をぴーかぶー

造血幹細胞研究開発・宮西研究室

研究室のメンバーは何人ですか?

研究リーダーの宮西 正憲上級研究員(トップ画像・左)と、大学院生が2名、テクニカルスタッフが2名、客員研究員が2名います。

どんな研究をしていますか?

体の中でありとあらゆる血液の細胞を作り出す「造血幹細胞」について、生物学的特徴を理解し、その可能性を最大限に活用するための研究をしています。

この研究室のスゴイところは?

「造血幹細胞」は10万個に1個しかないとても稀少な細胞ですが、これを世界で最も高純度かつ再現性よく同定・解析することができます。

臨床橋渡し研究で大事にしていることはなんですか?

臨床現場や患者さんのニーズを正確に捉え、研究開発の方向性を的確に見定めることです。1秒でも早く現場に技術を届けたい、その思いでさまざまな研究者と連携して研究を進めています。

BDRで臨床橋渡し研究をする強みは?

実験機器や施設・技術サポートが抜群だし、近隣病院と連携して研究しやすいですね。

研究室をぴーかぶー

心疾患iPS細胞治療研究・升本研究室

実験中の3名の研究者たち

研究室のメンバーは何人ですか?

研究リーダーの升本 英利上級研究員(上の写真・右)と客員研究員が1名、テクニカルスタッフが1名、研修生が1名です。

どんな研究をしていますか?

iPS細胞から心臓の組織を作ったり、心臓の機能をシャーレの上で再現し、再生医療や創薬研究に応用して新しい医療を創出することを目指しています。

この研究室のスゴイところは?

ヒトiPS細胞から心臓を構成するさまざまな細胞を作り出す独自の技術や、これを細胞工学技術と融合して3次元的な人工組織作製技術があり、それらを用いて独自の再生医療・創薬研究に取り組んでいます。

臨床橋渡し研究で大事にしていることはなんですか?

例えば「iPS細胞で作った心臓を移植する」ことは基礎研究では最終目標ですが、達成にはまだかなりの時間がかかると思います。だから、「今」臨床で使える技術は何かを判断し、実際に臨床で使えるように努力しています。

BDRで臨床橋渡し研究をする強みは?

理研には様々な分野の研究者がいて、その人達と連携した研究をしやすいことです。