肝臓の毛細血管ネットワーク

Vol. 08 – 2021年 秋

からみあった木の根・・・?
これは肝臓の「類洞」と呼ばれる層状の毛細血管のネットワーク。肝臓は非常に再生能力が高い臓器です。肝臓に損傷がおきると血流の速度が増加し、これを類洞の細胞が機械的刺激として捉えることが、再生の開始に重要であることがわかってきました。

実は全部手作業なんです

今回は縁の下の力持ち芳村さんからのご紹介で、森田さん。実はこのインタビューは1月に行われたのですが、Nature誌に論文を投稿中ということで、出版されるまで公開を保留していましたが、無事掲載されたということで、その論文の裏側をどうぞ!

嶋田チームメンバー

生体分子動的構造研究チーム

2020年4月に横浜地区に核磁気共鳴法(NMR)を用いて、生体分子の立体構造情報から生体内での機能への理解を目指す、構造生物学研究に取り組む「生体分子動的構造研究チーム(チームリーダー:嶋田一夫)」が新設されました。

大阪生命システム研究棟正面

生命システム研究棟

大阪キャンパス

日本を代表する建築家丹下健三が設計し、大阪バイオサイエンス研究所の研究施設として1987年竣工。2015年に大阪市から理研に譲渡され、生命システム研究の拠点として現在に至る。

fluorescent microscopy of fruit fly ECM

最近の研究成果

2021年3月から2021年6月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します

分子配列の謎に迫る

兵庫県立小野高校生物部のみなさんが、工樂チームリーダーに分子配列を調べる研究について直撃インタビューしました!私たちは今、スミレなどのDNAの塩基配列について研究を進めています。今回のインタビューでは研究者に直接話を聞けるということで、ゲノム研究やDNAに関する研究をしている方に専門的なお話を聞き、自分たちの研究のヒントにしようと考えました。そこでサメなど海洋生物のゲノム研究を行っている工樂樹洋さんにお話を伺いました。