中学生が描いた安全管理の仕事のイラスト。法律に則った実験、危険な実験への注意喚起、定期的な確認が大切なしごと。

安全管理のしごと

あなたは研究所と聞くとどのような仕事を思い浮かべますか。 研究所では全ての人が実験していると考える人もいるかもしれません。しかし、理化学研究所には研究者以外にも影で支えている方たちがいます。そのうちの1人である菊地さんは […]

中学生が鉛筆で描いた電子顕微鏡のイラスト。左側に機械が、右側にモニターがある。

電子顕微鏡で観察してみる

あなたは電子顕微鏡とはどのようなものか知っているだろうか?普段学校などでよく見るのは光学顕微鏡だ。そして、それよりもさらに細かいものを見ることができるのが電子顕微鏡というものだ。観察するものはオスミウムなどの金属でコーテ […]

融合連携イノベーション推進棟 8階からの眺望

融合連携イノベーション推進棟 8階からの眺望

神戸キャンパス

人工島ポートアイランドにある理化学研究所 融合連携イノベーション推進棟(RIKEN Integrated Innovation Building, IIB)。最上階の東側から大阪湾の日の出を望むと、埠頭に並ぶガントリークレーンが朝日に浮かび上がった。

文理関係ない! ~高校生に向けた、感覚と勉強の話~

文理関係ない! ~高校生に向けた、感覚と勉強の話~

入來篤史 (象徴概念発達研究チーム チームリーダー) (インタビュー当時) ✕  兵庫県立明石高等学校 理数探究類型 1年生 私たちは2年生から始まる課題研究に向けて、知識や思考材料などを増やそうとしています。今回、実際 […]

実体顕微鏡の前に座る高野さんは青い服を着た女性

いろいろお世話してます

今回は次世代DNAシーケンサーを中心に神戸理研をゲノムの側から支えている西村さんから、神戸理研の古株仲間で、研究室を支える立場の人として高野さんをご紹介いただきました。現在はテクニカルスタッフとして働いているということだ […]

左右決定の謎を解き明かすマウス初期胚にある窪み(ノード)

最新の研究成果

卵で増えないサメ、植物と糸状菌の生存競争、遺伝子の読み取りを終わらせるメカニズム、細胞死を引き起こすサヨナラ遺伝子、体づくりの左右非対称性を決める「力」、細胞の“顔つき”から“調子”を見抜くなど。- 2022年11月から2023年4月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。

スーパーコンピュータの前に立つ大野さん

オリジナルマシンで「世界」と戦う

今回は、MDGRAPE(エムディーグレープ)という分子動力学シミュレーションを行う専用コンピュータの設計を担う大野さん。よく考えたら MDGRAPEの開発というのは1990年以前からやっているはずで、それってWindow […]

a cover picture of BDR Times vol 12

Vol.12 – 2023年 冬

青い太陽? 実は…
これは細胞の塊とそこから流出する神経幹細胞の集団。この細胞はその細長い形状の向きを揃え合って塊から放射状に這い出てきますが、その際のわずかな右曲がりの細胞運動が集団になることで強調され、肉眼でも見えるほどの時計回りの渦になるようです。

りけんキッズよこはまの入口。扉が開いている。

りけんキッズ よこはま

横浜キャンパス

理研の敷地内に設けられた職員専用の保育施設。研究職・事務職を問わず常時保育が利用できる。また、学会・シンポジウムなどが理研で開催される際は、一般参加者の一時保育にも対応

兵庫県立宝塚高等学校3年生と佐田泰の写真

理系一筋ではないけれど、今は研究に夢中

「理研の研究者にインタビューをする機会があるんだけど、誰か応募しない?」という先生からの声掛けに、理研という日本を代表する研究所の名前に少し緊張しましたが、私たちはヒトの体に起こる不思議なことに興味があり、将来の進路として理系・医療系を考えていたので、医師でありながら研究も行っている異色の研究者である佐田さんにインタビューすることにしました。

食餌中のチロシン欠乏によるショウジョウバエ幼虫での栄養欠乏応答の写真

最近の研究成果

食べ過ぎを防ぐ脳のしくみ、ゴムの化学構造、世界一コンパクトな超高性能のNMR装置、心臓の異常を光で診断、いろいろな臓器の作り方など。- 2022年7月から10月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。

中高生 恐竜 イラスト

アウトリーチ活動報告 (2020年8月~2022年6月)

コミュニティセンターでのイベント、オンラインの一般公開イベント、中高生のための特別授業などを行いました。恐竜、ゲノム編集、新型コロナウイルスなどの話題も。

次世代DNAシークエンサーの前に立つ西村さんはストライプシャツの男性

DNA解析が革新する生物学

今回は、神戸でNGS(次世代DNAシーケンサー)を中心に、コアファシリティとして神戸理研の研究を支える西村さんを、同じくコアファシリティとして研究基盤を支えている阿部さんから紹介されました。NGSは、多くの分子生物学で欠くことのできないツールになってきているけれど、BDRのコアファシリティではどんなことをしているんだろう。

オポッサムの心臓

Vol.11 – 2022年 夏

迷路と洞窟?!
これは、生まれたばかりのオポッサムの心臓。オポッサムはカンガルーと同じ有袋類で、生まれてから2週間以上心臓の再生能力を維持しています。これはほ乳類最長なんです。緑の細胞が今まさに増殖しています。

photo of lab members

脳エピトランスクリプトミクス研究チーム

2021年4月に発足した脳エピトランスクリプトミクス研究チームのチームリーダーとして着任した王丹(おうたん)先生。中国出身で高校生の時に短期交換留学生として初めて来日しました。その後、東京工業大学への進学を機に再び来日し […]

細胞の暗黒死

最新の研究成果

進化と発生、生命と分子の誕生の謎、生態系のダイナミクス、ウィルスやタンパク質の構造変化、暗黒の細胞死の発見、オジギソウ駆動型バルブ、オポッサムの心筋再生能、ロボットとAI、父親の子育てを支える神経回路など。2022年3月から6月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。

A path in Osaka Campus

つつじの小径

大阪キャンパス

生命システム研究棟はAとBの2棟からなり、その間には緑あふれる中庭が設けられている。迷路のような小径を彩るのは、つつじの生垣。

顕微鏡の前に座る大塚さん

数理で読み解くカタチのフシギ

全ては心のままに……という坂口さんからご紹介いただいて、今回インタビューすることになった大塚さんが所属する発生幾何研究チームは、いきものを研究する理研BDRで生物系出身ではないチームリーダーが率いるチームの一つ。数字や数 […]

進化と発生の揺らぎ?

進化と発生の揺らぎ?

今回は、理研BDRで恐竜の研究をしている江川さんからのご紹介で内田さんにインタビューをしました。体がどうやってできるのかということを進化と発生の観点から研究されているそうですが、どうやら研究対象がメダカだそうで、まずは水 […]

長田高校人文数理探究類型9期生のみなさん

夢見る夢への夢の研究

山田陸裕(合成生物学研究チーム 上級研究員) ✕ 兵庫県立長田高校 人文・数理探究類型9期生 私たちは1年生の冬から始まる探究活動に向けて、様々な分野のスペシャリストの方から講義やインタビューを通してお話を伺いながら、探 […]

先端科学を支える先端技術

先端科学を支える先端技術

神経幹細胞の分化タイミングを通して生き物の時間を理解しようとしている呉さんから紹介されたのは、研究の基盤を技術で支える阿部さんでした。かなり昔からあるラボの所属だと聞いてきたんですが。そうです。通称LARGEです。Laboratory for Animal Resources and Genetic Engineeringの略で、LARGE。なるほど。マウスの飼育管理と、理研を含めた主に国内の研究者と共同開発で遺伝子改変マウスを作るということもやっています。

発生・再生研究棟 7階からの眺望

発生・再生研究棟 7階からの眺望

神戸キャンパスから約18km西の海上、本州(右)と淡路島(左)を結ぶ「明石海峡大橋」(橋長3,911m。吊橋としては世界二位)。橋の手前に見える岬の右側には、古代の神戸港「大輪田泊(おおわだのとまり)」があったとされる。

研究室メンバーの集合写真

栄養応答研究チーム

前任地である東大を離れ、2021年4月に新たに栄養応答研究チームのチームリーダーとして着任した小幡史明先生。ショウジョウバエを用いる研究人生は、細胞死分野で有名な東京大学薬学部の三浦正幸先生の研究室での博士課程から始まり […]

ES細胞由来の網膜組織の移植例写真

最近の研究成果

2021年11月から2022年2月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。

Vol.10-2022年 春

Vol.10-2022年 春

ベビーコーンが生えてきた? 実は・・・
これは、ショウジョウバエの頭部にある嗅感覚毛の電子顕微鏡写真。匂いのもとであるナノメートル(100万分の1ミリ)サイズの匂い分子は、毛の表面にある微細な穴(ナノポア)を通って中の神経を刺激します。一方、マイクロメートル(1000分の1ミリ)サイズの塵(ちり)やウイルス粒子はこの穴を通れず体内に侵入できません。