新型コロナウイルスのポケット、世界最高速で試料回転、デングウイルスのRNA複製酵素、肺の新たな幹細胞、オキシトシン神経細胞、お尻の穴を開く、など。
2023年5月から2023年7月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。
2023年1月〜4月に開催したセミナーやシンポジウム、イベントなどのアウトリーチ活動を紹介します。 第75回山田カンファレンス「Origin of left-right asymmetry in animals」を開催し […]
6枚羽のかざぐるま? 実は…
これは、転写終結因子Rho(ロー)。6量体からなるリング状構造で、RNA(マゼンタ)を通すトンネルを真ん中に作ります。Rhoは転写中の RNAポリメラーゼ(奥の白〜灰色)に取り付くと、このトンネルを使ってRNAを引っ張り出し、適切なタイミングで転写を終結させるのです。
前回創薬専用コンピュータMD-GRAPEのお話を伺った大野さんから「最近出た『窒素がなくてもアミノ酸はできる』というリリースが気になってるんですよ」という話を聞きつけ、今回はその研究をした福地さんに突撃してきました。福地 […]
あなたは研究所と聞くとどのような仕事を思い浮かべますか。 研究所では全ての人が実験していると考える人もいるかもしれません。しかし、理化学研究所には研究者以外にも影で支えている方たちがいます。そのうちの1人である菊地さんは […]
あなたは電子顕微鏡とはどのようなものか知っているだろうか?普段学校などでよく見るのは光学顕微鏡だ。そして、それよりもさらに細かいものを見ることができるのが電子顕微鏡というものだ。観察するものはオスミウムなどの金属でコーテ […]
神戸キャンパス
人工島ポートアイランドにある理化学研究所 融合連携イノベーション推進棟(RIKEN Integrated Innovation Building, IIB)。最上階の東側から大阪湾の日の出を望むと、埠頭に並ぶガントリークレーンが朝日に浮かび上がった。
入來篤史 (象徴概念発達研究チーム チームリーダー) (インタビュー当時) ✕ 兵庫県立明石高等学校 理数探究類型 1年生 私たちは2年生から始まる課題研究に向けて、知識や思考材料などを増やそうとしています。今回、実際 […]
今回は次世代DNAシーケンサーを中心に神戸理研をゲノムの側から支えている西村さんから、神戸理研の古株仲間で、研究室を支える立場の人として高野さんをご紹介いただきました。現在はテクニカルスタッフとして働いているということだ […]
卵で増えないサメ、植物と糸状菌の生存競争、遺伝子の読み取りを終わらせるメカニズム、細胞死を引き起こすサヨナラ遺伝子、体づくりの左右非対称性を決める「力」、細胞の“顔つき”から“調子”を見抜くなど。- 2022年11月から2023年4月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。
今回は、MDGRAPE(エムディーグレープ)という分子動力学シミュレーションを行う専用コンピュータの設計を担う大野さん。よく考えたら MDGRAPEの開発というのは1990年以前からやっているはずで、それってWindow […]
青い太陽? 実は…
これは細胞の塊とそこから流出する神経幹細胞の集団。この細胞はその細長い形状の向きを揃え合って塊から放射状に這い出てきますが、その際のわずかな右曲がりの細胞運動が集団になることで強調され、肉眼でも見えるほどの時計回りの渦になるようです。
横浜キャンパス
理研の敷地内に設けられた職員専用の保育施設。研究職・事務職を問わず常時保育が利用できる。また、学会・シンポジウムなどが理研で開催される際は、一般参加者の一時保育にも対応
「理研の研究者にインタビューをする機会があるんだけど、誰か応募しない?」という先生からの声掛けに、理研という日本を代表する研究所の名前に少し緊張しましたが、私たちはヒトの体に起こる不思議なことに興味があり、将来の進路として理系・医療系を考えていたので、医師でありながら研究も行っている異色の研究者である佐田さんにインタビューすることにしました。
食べ過ぎを防ぐ脳のしくみ、ゴムの化学構造、世界一コンパクトな超高性能のNMR装置、心臓の異常を光で診断、いろいろな臓器の作り方など。- 2022年7月から10月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。
コミュニティセンターでのイベント、オンラインの一般公開イベント、中高生のための特別授業などを行いました。恐竜、ゲノム編集、新型コロナウイルスなどの話題も。
今回は、神戸でNGS(次世代DNAシーケンサー)を中心に、コアファシリティとして神戸理研の研究を支える西村さんを、同じくコアファシリティとして研究基盤を支えている阿部さんから紹介されました。NGSは、多くの分子生物学で欠くことのできないツールになってきているけれど、BDRのコアファシリティではどんなことをしているんだろう。
迷路と洞窟?!
これは、生まれたばかりのオポッサムの心臓。オポッサムはカンガルーと同じ有袋類で、生まれてから2週間以上心臓の再生能力を維持しています。これはほ乳類最長なんです。緑の細胞が今まさに増殖しています。
2021年4月に発足した脳エピトランスクリプトミクス研究チームのチームリーダーとして着任した王丹(おうたん)先生。中国出身で高校生の時に短期交換留学生として初めて来日しました。その後、東京工業大学への進学を機に再び来日し […]
進化と発生、生命と分子の誕生の謎、生態系のダイナミクス、ウィルスやタンパク質の構造変化、暗黒の細胞死の発見、オジギソウ駆動型バルブ、オポッサムの心筋再生能、ロボットとAI、父親の子育てを支える神経回路など。2022年3月から6月までのプレスリリースと論文ニュースからご紹介します。
全ては心のままに……という坂口さんからご紹介いただいて、今回インタビューすることになった大塚さんが所属する発生幾何研究チームは、いきものを研究する理研BDRで生物系出身ではないチームリーダーが率いるチームの一つ。数字や数 […]
今回は、理研BDRで恐竜の研究をしている江川さんからのご紹介で内田さんにインタビューをしました。体がどうやってできるのかということを進化と発生の観点から研究されているそうですが、どうやら研究対象がメダカだそうで、まずは水 […]
山田陸裕(合成生物学研究チーム 上級研究員) ✕ 兵庫県立長田高校 人文・数理探究類型9期生 私たちは1年生の冬から始まる探究活動に向けて、様々な分野のスペシャリストの方から講義やインタビューを通してお話を伺いながら、探 […]
神経幹細胞の分化タイミングを通して生き物の時間を理解しようとしている呉さんから紹介されたのは、研究の基盤を技術で支える阿部さんでした。かなり昔からあるラボの所属だと聞いてきたんですが。そうです。通称LARGEです。Laboratory for Animal Resources and Genetic Engineeringの略で、LARGE。なるほど。マウスの飼育管理と、理研を含めた主に国内の研究者と共同開発で遺伝子改変マウスを作るということもやっています。